55コンは何が「今までと違う」のか ~セットリストから見る5stars 5years tour~
最初に全えび担の総意を代弁しときます。
(ここから長い前置き茶番が始まります止まれってとこまで飛ばしてもいいよ)
概要:
大阪、横浜、名古屋と終わり、改めて考えることがある。
「え、このコンサート楽しすぎるよね???????????????」
・・・・・パタッ
(楽しすぎて死んだので、ネクロマンサーにゾンビに戻してもらってこの記事を書いています)
実際、ツアー初日の大阪が終わったとき、まわりのえび担から聞こえた言葉をまとめると、「今回すごい、」だった。
てかそもそも、なんでこんなに楽しいんだろう・・・?
→でもね、演出とか難しいこととかわかんないよお…
→「セトリから見たほうがいいよ!」「せっかくだしブログにしなよ!」「(Excelは)こっちだよ!」→
「うん、リカ(嘘)、ブログに書く~~~~~~!!!!!!!」
ということで、リカへの思いは100万ボルト!うりゃおいイエローの私(ゾンビ)が深夜の思い付きで、
今年の5stars 5years tour(55コン)とStar Line Travel Tour(通称:SLTコン)のセトリを比べてみたのでよかったら見てってね!というものです。
~ここまででテンションについてこれなかった方、正常です。ご安心ください。以降は基本的に淡々と進みます。~
結果:
細かく見ると違うところはあるんだ~~実際~~
飛ばしてた人 止まれ!!!
<とっても独断で作ってます>
<衝撃的な結果とかあんまないです>
<学術的でもないです>
<一人でパ☆リ☆ピ☆状態で作った>
<<<<<素人の仕業>>>>>
・・・ここまで予防線はっとけば大丈夫だろう・・・LETSGO!!!
(55コンのセトリは横浜公演のもの、SLTのセトリは大阪公演のものを使っています)
・なんてったって今年のコンサートは速いんだ!
まずはbpmを参考にしました。*1
そしてこれにはかなりの差がある・・・!しょっぱなだけど、私的一番の驚き。
それぞれの平均BPMは
55→132.57bpm
SLT→126.21bpm
と、平均だけでも既にめっちゃ違う。早いね~~~~~。
それもそのはず。
55は130bpm以上の曲が18曲/33曲(SLTは13曲/33曲)。
じゃあ、流れ的にBPMはどうなっていたかって??
これにも大きな差があったのですよ・・・!奥さん・・・!!
追記:bpmについて簡単な解説を引用しときます。
音楽というのはざっくり3つに分けられると思う。
110bpmより遅い音楽:心が落ち着くヒーリング系や、子守唄、バラードなどの曲に向いたテンポ
120bpm前後の音楽: 行進曲・マーチといった規則性を感じる曲。基本的なテンポ
130bpmより速い音楽:聞いているとウキウキするような、気持ちが高揚する曲に向いたテンポ
基本的にジャニーズはバラード系の曲はそこまで多くないので(そもそもアイドルは明るい曲を求められてる場合が多い)、130bpmというのが一つの基準にしました。
・テンポの流れがある55、落差で魅せ場を演出するSLT
まずは、まずは!私が何とか作ったこのグラフを見てほしい。
いやいや、個性ね!!!!!!!!
今年はとっつーがCADで設計図を作ったらしい*2ので去年と違うのはわかってたけどさ!それにしても去年との違いがすごい。耳きーーんなるわ。
それじゃあ具体的にどうなってるかというと。
まず、55コンはざっくりとしたテンポの流れがある。
序盤は130あたり(王道)
→endless~リカで一気に盛り上がり
→MC明けGlory~でしっとり
→BPM爆上げwith装置
→〆。
というような、BPMの大まかな流れ(=グラフが安定)。
対してSLTは一回一回の落差が大きい。
速い楽曲→
ゆっくりな曲→
速い曲→
ゆっくり・・・、
という感じで、曲間で違う世界観に一気に引きずりこむ!の流れが多発。
またその間間にファンに近づいて、あおったり、踊ったり、お手振りする曲を挟んでいく感じ。
ちなみに重ねるとこんなん。
・・・うける。
<私見>
これに関しては好みはすごく分かれそうだよね!わかる!わかるよ!
私個人としては流れが急じゃない55のほうが自然に盛り上がっていけたかんじはある。
ただ、A.B.C-Zのファンはね!ずどーーんドシャーーん見たいなの見慣れすぎてっからさ!(舞台とかね)そういう意味では落差あったほうが見ごたえはあるのか?完全好みの問題よね〜
追記:テンポに大まかな流れがあるコンサートは、身体で感じる違和感が少ないように思うんです。
違和感がない≒そこに集中せずにパフォーマンスを継受できるということ。
楽しかったという意見の多い今回のコンサートは、もちろんBPMが速かったり以降述べていく理由もありますが、私はこの違和感の減少というのが、ことA.B.C-Zにおいてはかなり良い方向に働いてくれたのではと考えていたりしまリウス。
・ノリノリな55、あったかSLT
次にx軸がBPM、y軸が明るさ*3の図も作ってみた。これを四つに分けて、点の数を調べます。(線上の点は無視)
図に書いてあるのは図の角に行けば行くほどみられる特徴(主観)です。
すると、
SLTで一番多かったのはA(明るくゆっくり)で11曲だったのに対して、
55で一番多かったのはB(明るく速い)で9曲。
しかも55ではAは一番少なく5曲という結果に。
つまり、明るくテンポの速い=ノリノリな楽曲が圧倒的に増えてる!
また、55では全体的に似た雰囲気の曲が多くなってる。
SLTでは「へそのお」や「Great5」のような振り切った曲(図の中では四隅の方にある曲)も点々としているのに対し、55では全体的に中心によってる(テンポ130bpm)印象。
<私見>
振り切ってる楽曲はやっぱり印象に残りやすいので、それが減ったのに対して物足りなさを感じる人は実は結構いそう。実際、私もSLTで印象に残ってるのは「渚の~」とか、「へそのお」とか、「fly a flag」など個性的な曲が多い。演出の問題もあるだろうけど…
ただ、癖のある曲を多く持ってるA.B.C-Zが、普通の曲で勝負できるようになった、というのは兎にも角にも喜ばしいよ!!!!!
・みんなで!なSLTと飽きさせない55
A.B.C-Z名物?なペンラ色替えタイムをはじめとして、
A.B.C-Zのコンサートはとにかくファンを動かすのが特徴。(おかげで終わった後のお酒がはかどっちゃって太る)ということで「ファンと動く」曲の位置も見てみた。
多くの人が踊らされる踊る曲・ペンラ演出・参加型の曲が黄色に塗られています。↓
55コンでは9曲、SLTコンではなんと13曲でした。
また、55コンではバラバラに配置されてるのに対して、
SLTではほとんどまとまっておかれてるのも特徴的。がっつり「ファンの子たちとの時間」のようにまとめ上げてるのが印象深い。
追記:さらに今年の曲は(記憶の限りでは)どの曲もしっかりとイントロ~一番やフルで歌い踊っている印象があります。
数が減っても時間的には影響はむしろ少ないのかもしれません。DVD化した際にはもっかい調べたい・・・!
<私見>
「今年、なんか踊ってない気がする・・・!」という感覚を持ってた皆さん、正解でした。ダンシング五関先生とドキナツに隠れて地味に踊ってなかった!衝撃!めちゃくちゃどうでもいい話ですが個人的にはvanillaの会場全体のペンラが同じ動きしてるのにいつもいつも感動します。あとそろそろイナビやりたい。
・ソロはどうなった
・・・こうなった。
これはかなり革新的ですよね!リカちゃんもそうですが!(笑)
基本A.B.C-Zのコンサートは歴代ソロタイムとして2・2・1とかに分けられてたのが、ほぼバラバラになった!!!
それぞれのソロ曲の傾向や雰囲気自体はさほど変わってないですが、配置ががらりと変わることによって個性が流れを止めずにできるようになった印象。
追記:河合くんがMC前の呪縛から放たれたのも特徴的!
Legendコンの時のAttraction!終わりで五人でそのままMCに行った時以外はすべてふみきゅんソロ終わりにMC。今回はMW5人とはいえ実質塚ちゃんソロの流れだったので、その点においても新しい風が吹いている感じがある・・・!
<私見>
個人的にうれしかったのは橋本ソロの「特別感」が良い意味でなくなったこと。
リカちゃんで大騒ぎしたから、っていうのもあるとは思うんですが、「特別で大事で大事なセンターなんです!ね!ね!」って感じを、演出やらでわざわざ押さなくても、
はっしーが「歌う」ことでセンターとしての圧倒的雰囲気が自然と出てる…的な…伝わるかな……。全員とにかくよかった…。
あとリカちゃん復活の理由がスタッフさんが悲しんだから、っていうのが最高にA.B.C-Zで推せる。めっちゃ好き。あ、もういっこ大事なのあった。
「郁人はかっこいいよ!!!!!!!!!!(CV.橋本良亮)」
・継続曲は12曲!
SLTから約一年経過した今回のコンサート。アルバム(5 performer-Z)が出たりデビュー後しばり*4だったりといった中で、2年連続して使われた曲は全部で12曲。
(追記:色はテキトーにつけました。同じ曲が同じ色です。)
finally overの使いどころが全く変わっていないのは面白い。
最終的にロックな方向にもっていく流れが好きなA.B.C-Z。好き。
あと最後の最後のサポーターズ以外、
〆の流れはすべて継続曲というのも興味深いところ。
「絶対に盛り上がるに決まってるし盛り上げるし」的な強い意志を感じます。好き。
<私見>
花言葉で毎回ファァァ♡♡♡って言ってしまうのなんでだろうね。超ときめくもんね、しょうがないね。
こう見ると、前述した落差演出も踏まえて、SLTでは「世界一」という大切な曲があってが〆の流れだったのも?と思えてきますね。そして同じ位置に来る「Za ABC~」。そのコンサートで伝えたい思い、みたいなのがここに集まるのかな。
そして今回は「サポーターズ」が効いてる。最後の最後の最後まで挨拶をとっておいて、やっと歌う曲。歌詞がとっても強いのに対してかなり明るい曲調だから、ここまで残してやっと歌うことではじめて100%伝わる曲なんだろうなあ~。と。
追記:・総括
書いたはずなのになぜか消えてアップされてたので書き直し・・・総括という名の全体を通しての感想と、追記している日が偶然にも結成9周年ということでつれづれ的な。
上のがちがちの数字感とはかけ離れたポエムなので読み飛ばしてもらって大丈夫です!!
実際にコンサートに行った方で、セトリを俯瞰で見ていただけるとわかってくれる方も思うのですが、SLTって、全体的に夜の雰囲気があったように思えます。最初と最後が夜の雰囲気というか。(伝わるだろうか・・・)、
そんな中にずっと温かい、緩やかな幸せがあるコンサートだったんですよね。終わった後、心があったかくなるような。「祈る」的な言葉が似あうコンサート。
さて、今回の55コンに参加して、そこからセトリを俯瞰で見て、分析してみると、明るい夏の日⇒夜⇒決意の朝・・・といった感じで(伝わんのかなあ・・・)、終わった後に力がみなぎってくるというか、すごく「力強い意志」を持ったコンサートだったように思えます。そう思うと、もしかしたら去年の祈りが今年へとつながったのでは、なんて妄想までしちゃいますが…!
とにかく!
今回のコンサートは、再起動し、進化し続けるグループで、宇宙最強であり、ジャニーズの根本を継ぐ、A.B.C-Zのまさに「リスタート」な気がします。
A.B.C-Zがどう感じているかは、正直よく分かりません。(というかそんな単純な人じゃないことはファンになってから身に染みて感じるばかり…。)
ただ、少なくともファンの一人である私はすごく、ワクワクしています。
このわくわくと幸せがずっとずっと続きますように!とファンも必死になって頑張るしかないんだろうなあ。。。
長い&自己満足になっちゃったのでゴセ子と塚リカのせときます。許してちょんまげ♡
・・・とまあこんな感じでございます。
セットリストから見れる違い、しかもSLTとの違いだけだったので、本当に一部になった感はありますが満足!
今回グラフと表づくりはめっちゃ頑張ったので、もしも「このグラフ使ってわたしも話がしたい!!」みたいな方がいらっしゃれば、Twitterでもコメントでも、ひと声おかけください~~~!どんどん使ってくだちい~~~!!!!!!!
あと!A.B.C-Zのツアーは九月まで絶賛開催中です!10月には毎年恒例日生劇場のABC座もございます!
夏は終わるけど終わりじゃない、そんな宇宙最強のA.B.C-Z、ご縁があれば是非見に来てください!
YOU達さいこうだよ!!!!!!
(2017年8月29日 追記・修正)