好きだこの野郎

好きなもんは好きなんだよ~~~ @td_tkd

嗚呼塚リカ、貴女を愛してる。

 

 

ジャケ写が公開されたあの日、帰宅したら妹が大興奮していた。はっしーがかっこよかったらしい。ギャンギャン騒いでいる。やっぱり彼氏にしたい、だとか、ゲキ盛れやん、とか、愛してる、だとか。
そりゃあよかった、さて、わたしも見るかな……と駆け込んだトイレの便座に座りながら見たら、キャッと声が出た。別に便座が冷たかったわけではなくて、小さな画面の中に小さな(カブキ太郎よりは大きい)リカがいた。

妹は察したように声をかけてきた。

 

「リカいるじゃん、よかったね!」

 

 

 


さて、今日mvが公開された。
クリスマスの方のやつ。キラキラの方のやつ。塚ちゃんが赤い服着ててかっこよすぎて死ぬんじゃないかな?あれ?生きてる?すごいねわたしの生命力?というジャケ写のほうのやつ。…と思った。朝起きたらTLが騒がしい。
よっぽどイケてるのかな?たしかに戸塚さん盛れてるはz…………言葉を失った。

リカがいた。

頭を抱えた。昨日バイト先で夜中まで飲んでたから、二日酔い+夢だと思った。けど今日はケーブルテレビの人が来るから起きなきゃならなくて、一旦スマホを布団奥深くに沈めて、イケメンのお兄さんと共にケーブルと格闘して、取り出したらやっぱりまだいた。
帰り際にお兄さんが、部屋に飾っているうちわを見て話してくれた。 

 

「あ、今朝めざましで観ましたよ〜〜 えーーっと、ごめんなさい、名前が………あ、でもこの人ですよね、女装してた人。」

 

 

 

私はいま、夢の中にいるのだろうか。

いや、わかってる。私が本当に意識を飛ばして夢の中の住人になるときはゴセリカzeppツアーをしてくれるときだ。
だからこれはたぶんまだ完全な夢じゃない。妹も、お兄さんも、現実の世界の住人なはず。


ジャニワで生まれた塚リカちゃんは、
ソロ曲がないからと再び現れた塚リカちゃんは、
LAにいたはずの塚リカちゃんは、
私の大好きな、大好きな、塚リカちゃんは。

 

 

 

初めて塚リカを目の前で観た代々木体育館で、私は彼女を1人のアイドルとして、大好きになった。音源化もされてないのにC&Rを何公演かですぐに求めて来るような塚リカに女として惚れたのだ。それからは、(友人たちはよく知ってくれてるとは思うが、)気が抜くとリカが好きだと呟く日々だった。また会えるだなんて思ってなくて、だけどまた会いたくて、ファンレターを書いてみたりした。そのファンレターは「塚リカ様」で投函したから、本当に「彼女」に届いたかはまったくもって疑問だが、どうやらリカの魅力は地球中に伝わっていたらしく、その翌年も会えちゃって、それからもぽちぽちいろんなところに登場したりした。

けど、彼女はリカの世界線のアイドルだった。
だってどれだけワイドショーで取り上げられても、要望を出しても、彼女が私たちの世界線の番組に出演することはなかったから。コンサートの様子が流れて間接的に見る人はいるものの、あくまで彼女が姿を現わすのは、コンサートのなかであり、アイドル誌の紙面上であり、A.B.C-Zのファンの前であった。

彼女がもはや主役ともなった(と勝手に感じた)今年の夏も、リカはリカなのだった。

 


そしたら今日、彼女はこちらの世界の橋本くんと歩いていた。こちらの世界の画面向こうの私たちを見つめながら口元に人差し指を近づけていた。

そして、コンサートで私たちに向けるわけでも、彼氏たちに向けるわけでもない、「画面の向こうのすべての人」にむけて、彼女は微笑み語りかけた。

 

(実はまだ音声も含めては観れていないんです。ドキドキしちゃって視覚情報だけで脳がいっぱい。)

 


とにかくこんなんもう脳内大混乱である。
代々木で彼女が同じ指で、まっすぐな黄色の光の道を指したあの瞬間、その強い眼差しの先にこんな日が来ることを、誰が予想できただろうか。



彼女はついにここまで来た。

 


わたしは塚リカ担としていま、すごく嬉しくて、驚いてて、そしてワクワクしている。

 


いつでも笑顔で、明るくて、オンナの味方で、可愛くて、仕草が胸をくすぐって、強くて、男を虜にできて、芯があって、挑みつづけて、可憐で、色気がある・・・

結局塚リカは、私がなりたくって、なれなくって、だけどまだあきらめられない、そんな「憧れのオンナ」なのだ。

 

 

表裏一体のパラレルワールドから、スンッと、何事もなくバク転で現れたひまわりの天使は。いったいどこまでいけるのだろう。
所詮一ファンでしかない私は、有名プロデューサーも、メンバーも、メディアも、全部巻き込んで、いけるとこまでいってほしい、と勝手に願っている。

 

わたしはまだまだ、黄色くて暖かい微睡みの中で起きれそうにない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


(そして、ある日した妄想の中のリカが寂しそうにオーラスで「普通の女の子に戻ります」という姿が私を苦しめ続ける。
どうか、その日が来ませんように。
そしてどうか、「貴方」が「彼女」を手放す日には、区切りをつけないで欲しいのです。たぶんしばらくしたらあえるだろう、そんな香りを漂わせたまま。どうか、私の世界に名残を残してください。)

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